2026/03/25
№273 水害のリスクに強い家を考える①

多治見市・土岐市・瑞浪市・恵那市・可児市・中津川市で新築住宅をご検討中のみなさま、こんにちは♪
自然素材の注文住宅を手がけているエムスタイルホームです。
近年、「線状降水帯」や「記録的短時間大雨」という言葉を耳にする機会が増えました。
岐阜県東濃地方でも、これまで安全と思われていた地域で浸水被害が発生するなど、住まいづくりにおいて水害への備えが重要なテーマになっています。
今回は、東濃地域の特徴を踏まえながら、「水害リスクに強い家づくり」について考えてみます。
まず「水害」とは、大雨や台風などの多量の降雨によって引き起こされる災害の総称です。
洪水や浸水、冠水、土石流、がけ崩れなどが含まれます。
東濃地方の地形と水害リスク
東濃地方(多治見市・土岐市・瑞浪市・恵那市・中津川市など)は、
- 山に囲まれた盆地・谷地形が多い
- 木曽川水系の河川が流れる
- 高低差のある住宅地が多い
という特徴があります。
そのため水害は主に次の2種類が考えられます。
■ 内水氾濫(ないすいはんらん)
短時間の豪雨で排水が追いつかず、道路や敷地が冠水するケース。
→ 市街地・新興住宅地でも起こり得ます。
■ 河川氾濫・土砂流入
川の増水や山側からの水の流れ込み。
→ 谷沿いや低地では注意が必要です。
つまり、「川の近くじゃないから大丈夫」とは言い切れない時代になっています。
今の世の中、いつどんな災害にまきこまれるかわからないとはいえ、
新築住宅が浸水する被害はできれば避けたいものです。
では、できるだけ水害の被害を最小限に抑え、住宅や私たち自身を守るにはどうしたら良いのでしょうか。
土地選びが“最大の防災”
以前は洪水といえば、河川の氾濫などによるものが一般的でしたが、最近では局所的な豪雨の発生が増えており、先に挙げた「内水氾濫」も多く発生しています。
その為、必ずしも川や海から遠い所に新築住宅を建てたら安心という訳でもなくなってきました。
実は、水害対策の約7割は土地選びで決まるとも言われているんです。
チェックしたいポイントは:
- ハザードマップの浸水想定
- 周囲より土地が低くないか
- 近くに水路・側溝・小さな川がないか
- 昔の地形(田んぼ・湿地だった場所)
ではどこに建てたら水害リスクを減らせることができるのか知るためには、各自治体が発表している「ハザードマップ」を利用しましょう。
水害に関連するハザードマップは、「洪水ハザードマップ」や主に沿岸部で重要となる「高潮ハザードマップ」の他、
内水氾濫を対象とした「内水ハザードマップ」を作成している自治体もあります。
✔ ハザードマップで見るべきポイント
① 浸水の深さ
色分けされている浸水想定は、
- 床下レベルなのか
- 床上まで達する可能性があるのか
によって、家づくりの考え方が大きく変わります。
② 周辺との高低差
同じエリアでも、
- 道路より低い土地
- 周囲から水が集まりやすい場所
は注意が必要です。
地図だけでは分からないため、
現地での高さ確認も重要なポイントです。
ハザードマップをチェックするだけで満足せず、該当エリアで過去にどのような水害の被害があったのか調べることも大切です。
また、実際の土地を歩いてみることで、どこが低地なのか、坂が多いエリアか否かといった情報を体感することができ、その土地の理解がより深まります。
ハザードマップは「避ける」ためだけではない!
ハザードマップを見ると、不安に感じる方も少なくありません。
しかし実際には、
- 完全にリスクゼロの土地はほとんどない
- 対策によって被害を減らせる
というのが現実です。
だからこそ大切なのは、
リスクを知った上で、どう備えるか。
水害リスクに強い家づくりのまとめ
東濃地方で安心して暮らすために大切なのは、
- 土地の特徴を知ること
- ハザードマップを正しく読むこと
- 水の流れを想定した設計を行うこと
この3つをバランスよく考えることです。
住まいは、完成した瞬間ではなく、
これから何十年と続く暮らしを守る場所。
だからこそ私たちは、見た目や間取りだけでなく、
地域の特性まで含めた家づくりを大切にしています。
次回は「水害リスクに強い家づくり」をする際に考えるべきポイントを紹介していきたいと思います。














